職業と何々

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職業と「UNEXT無料体験」でしくじったこと 雇用太郎

 スマートフォンなどでネットサーフィンをしていると、 「ネットで無料体験」の広告 をしばしば目にする。しかし、無料体験としていてはいるが、期間が過ぎれば自動的に本人の意思とは無関係に課金されてしまうことが非常に多い。ちなみに「本人の意思とは無関係に」と書いたが、「無料体験の時に了承している」と判断されている。

 しかし、スーパーで 「試食しませんか?」 と言われ、試食しようとしたら細かい文字の紙を渡され、クレジットカード番号を聞かれ、試食した後無言のままにこやかに立ち去ったら、翌月から自動的に商品が送られてきてカードから引き落とされたとしたらどうだろうか(笑)。そんなことがネットでは普通に起こっている。

 今回こういうことを書こうと思ったのは、私が UNEXT無料体験でしくじった からである。今年に入って私は広告から映画等見放題放題体験である「UNEXT31日間無料体験」と「Amazon30日間無料体験」を申し込んだ。「なんだ、あくまで見放題コンテンツに分類されているものだけ見放題か」というのは多少あったものの、いくつかの映画・ドラマを楽しみ、解約方法に多少迷ったものの、何とか無料期間内にうまく解約した。「自動引き落とし」にはならず、満足度は十分だった。

 しかしである。その後3月11日に「もう一度UNEXT31日間無料見放題体験」メールが来て、再度申し込んだのである。そして今度はその解約をしくじり、あわてふためいたために、 何と2カ月分約4000円を支払うことになってしまった のである。

 どんなふうにしくじったかというと、下記のとおりである。

1.3月11日にメールが来てすぐに申し込んだ「31日間無料体験」の終了は4月10日までだったが、4月11日までと勘違いをして11日に解約、そのため4月分のビデオ見放題サービス料金1990円(税抜き)が自動的に発生してしまった。

2.「1」に気がついた私がたった1日でしかも視聴しないままで1990円とられるのは馬鹿らしいと思い、4月末まで見ようと考えて「再度ビデオ見放題サービス」を申し込んだ。しかし、その申し込みについては入会当月無料で5月分から課金されるサービスの申し込みであり、たとえ4月に再度解約したとしても5月分の料金1990円が発生してしまっていた。

3.「1」と「2」により、4月末に解約しても、5月末に解約しても、ビデオ見放題サービス料金1990円×2カ月分(4月分と5月分)=3980円(税抜き)が発生してしまっていた。

 無料で終わらせるはずだったが、何と4000円を支払うはめになったしまったわけである。

 無料体験に限らず、 携帯購入の時などの「割引」でしくじる方も多い 。分割で購入する本体価格を割り引くので、有料コンテンツ5つ入ってください、来月解約すれば結果的に結構お得ですから、といったようなたぐいである。しかし、解約方法は簡単にはわからないようになっており、結果延々と毎月300円×5=1500円を払い続ける、といったような例もよくあるようだ。

 私はNPOとして昨年自治体に「高齢者に対するインターネットサポート事業」を提案した。スマートフォンが爆発的に普及したが、様々な仕組みに対する認識は極めて不十分である。相談する相手が近くにいないために毎月損をしていたり、あるいは大きなストレスを抱えたりすることが多く、その相談事業を提案したのである。

 予算がつけば、それによって新たな職業が創造される。しかし、結果は「もう少しやってます、間にあってます」ということだった(笑)。もっとも、提案した私が今回ひっかかってしまったわけだから、資格に問題があったかもしれない(笑)。

 いずれにしろ、先にスーパーの例を書いたように、顔を合わせての取引ではあり得ないようなことが「ネットであれば当然」 になってしまっている風潮はやはり問題だろうと考えている。「個人個人のネット社会に対する守り」は重要なのだが、国や自治体はおろそかにしてしまっている。それを改善するために予算がついて、職業が創造されればよいのだが。

 さて、今回UNEXTを例として問題にしたが、UNEXTは、株式会社USENの事業とひとつして開始されたサービスであり、運営会社は今や株式会社U-NEXTとして一部上場企業だ。USENについては、私はまだ「株式会社有線ブロードネットワークス」という名前の時に溜池山王のおしゃれなオフィスに何度かおじゃまして、アライアンスも組ませていただいたことがある。

 非常に感じのいい美男美女が生き生きと活動していて、どうやったらこのような方々を集めることができるんだろう、なんて思いながら商談を進めた(笑)。アライアンスも比較的簡単に決まって、ひとりひとりの裁量の大きさにも感心したものだ。

 まあだから書くのはどうしようかともちょっと思ったりもしたのだが、UNEXTの今回の問題はまさにネット社会における改善すべき問題の「氷山の一角」であると思い、書くことにした。

 私は ネット社会のビジネスの問題点について、目をつぶりすぎ ではないだろうか、と考えている。

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2015年3月に設立されたNPO法人職業創造センター(http://syokusouzou.org/)です。連絡先は syokusouzou@gmail.com です。

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